虎伏学園のご案内
社会福祉法人虎伏学園の沿革
虎伏学園は昭和37年6月28日に和歌山市津秦の地に、身体の弱い子どもたちに良い環境を与え、心と身体の健康増進を図ることを目的とした虚弱児施設として、
当時の和歌山市長である高垣善一氏が理事長になり、4人の入所児童で開園しました。
スタートしてしばらくは、ぜんそくの子どもや身体の弱い子どもが生活していました。
施設の2階に手狭なスペースでしたが、地域の宮小学校、日進中学校の分校が設けられ、福祉と教育が一体化した、当時としては画期的な施設として、位置づけられました。
その後、軽い知的障害や身体障害のある子ども、あるいは不登校の子どもなども入所するようなりました。
平成に入ってからは、さまざまな事情により家庭で生活できない子どもが多数入所するようになり、また、発達障害のある子どもなども入所するようになりました。
平成10年には児童福祉法上、虚弱児施設がなくなることになり、児童養護施設に移行しましたが、分校は引き続いて存続しました。
しかしながら、建物の老朽化が進み、地震が起こったりした時の危険性も危惧され、子どもが生活する部屋も狭かったので
平成18年4月から広い場所での建て替えを考えました。
そのため和歌山県や和歌山市のご理解、ご支援を賜り、国の交付金制度を利用し、各方面の方々からのご寄付なども受けて、和歌山市つつじが丘7丁目の地に、これまでの児童養護施設虎伏学園を60名の定員から45名に減らし、建物も4つの家からなる小舎制にし、名前も「つつじが丘学舎」としました。
また、新たに心理的ケアに重点を置く、30名定員の児童心理療育施設(平成29年4月からは児童心理治療施設)「みらい」と地域の子育て支援の拠点として「和歌山児童家庭支援センターきずな」の三つの機能からなる児童の複合施設として、
5億円余りの建設資金で平成19年11月に着工しました。
平成20年12月に建物が完成し、平成21年4月からつつじが丘の地で、社会福祉法人虎伏学園は新たにスタートしました。
しかし、9年経った平成30年、「つつじが丘学舎」をより家庭的で落ちついた生活空間の中で子どもたちを生活させたいと考え、県や国のご支援を受けて、和歌山市が分譲されているつつじが丘5丁目に約233㎡の木造2階建ての建物(定員7名)を総工費約7,100万円で建設し、本体施設の男子棟の2つの家の定員をそれぞれ8名にし、平成30年の4月よりこの分園を含め、3つの家が国が推進している小規模グループケアの家となりました。
さらに、平成30年 夏以降に女子棟についても、県と国のご支援を受けて男子の分園の横に同じ規模の分園(定員7名)を建てて、本体施設 の女子棟の定員を7名と8名に減らし、男子棟と同じ3つの家からなる小規模グループケアを平成31年度からスタートさせることとなりました。
これまで多くの方々からのご支援やご指導を受け、職員は資質の向上に努め、虎伏学園の理念である「わたくしたちは、すべての生命の尊厳を基軸に、子ども一人ひとりの思いに寄り添い、人との関わりを大切に社会性を養い『生きる力』を育みます」を常に頭におき、支援等をして今日まで歩んでまいりました。
今後も卒園していく子どもたちが、それぞれの施設で生活をしたことが人生のいい思い出の一コマとなるよう努力していきたいと考えています。
社会福祉法人虎伏学園の基本理念
社会福祉法人虎伏学園の定款
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組織図
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事業報告
事業計画
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