児童心理治療施設 みらい
児童心理治療施設 みらいについて
治療の理念
入所対象者
みらいでは、心理的困難や苦しみを抱え、日常生活の多岐にわたり生きづらさを感じている子どもたち、 下記のような行動面、心理・情緒面に困難や心配のある子どもたちを支援しています。(知的に大きな遅れがあったり、 器質的な問題で医学的治療が優先される場合は、それぞれに適切な施設や医療機関での支援・治療が優先されます)。
定員
定員は30名で、入所するには和歌山県の児童相談所(和歌山県子ども・女性・障害者相談センター)が適当と認めた場合に「措置」として決定されます。
みらいの治療
みらいでは、施設全体が治療の場であり、施設内で行っている全体の活動が治療であるという「総合環境療法」の立場をとっています。
※総合環境療法とは
医療(児童精神医学)、心理(臨床心理学)、生活(児童福祉学・保育学)、教育(教育学)など各領域の専門スタッフが、各専門の治療技法で
対応するだけでなく、それぞれの協働により、子どもたちが施設での生活をより治療的な経験にできるように、
日常生活、学校生活、個人心理治療、集団療法、家族支援、施設外での社会体験などを有機的に結び付けた総合的な治療・支援のことを言います。
< コンサルテーション >
異なる領域の専門家同士の相談関係。例えば、ケアワーカーが心理士や医者に助言を仰ぐこと、逆に心理士からケアワーカーに心理的な視点を提供すること。
< コーディネーション >
複数の専門家を取りまとめて、皆が一定の方向に向かって進めるよう、その道を整理していくこと。
< コラボレーション >
異なる領域の専門家同士が対等な関係の中で同じ目標を共有し、共通の目標に向かって対話や活動を展開していくこと。
治療・支援内容
学校教育
敷地内に小学校・中学校の分校が設置されています。分校では、大きな集団が苦手な子ども、個別的な学習が必要な子どもへの教育が受けられます。
みらいの生活
みらいでは、子どもたちが安全で安心できる生活を送れるように、また子どもたちが周りの仲間(=「集団」)を大切にしながらも、「自分の良いところ」を見つけていけるようになることを目指しています。 そのため、生活空間においても、子どもたちが安心した生活を送り、ひとりひとりが充実した時間を過ごせるように考えています。
生活日課 | ||
平日 | 時間 | 休日 |
起床 | 7:00 | |
7:30 | 起床 | |
朝食 | 7:40 | |
8:00 | 朝食 | |
登校 | 8:25 | |
自主活動 | ||
12:00 | 昼食 | |
下校 | 14:50 | |
自主活動 | ||
おやつ | 15:00 | おやつ |
自主活動 | 自主活動 | |
(セラピーの時間) | (セラピーの時間) | |
帰園時間 | 17:30 | 帰園時間 |
整理整頓・掃除 | 17:40 | 整理整頓・掃除 |
夕食 | 18:00 | 夕食 |
入浴・自主活動 | 18:45 | 入浴・自主活動 |
(セラピーの時間) | ||
小学生消灯 | 21:00 | |
中高生消灯 | 22:00 | 小学生消灯 |
23:00 | 中高生消灯 |
生活の構造・設備
建物の2階部分が生活フロアとなり、1階部分には心理療法室、面会室、親子訓練室、厨房等が配置されています。
生活フロアは、食堂や学習室など共有スペースを挟んで男子と女子のフロアに分かれており、各フロアに1~4人部屋の居室、娯楽室、風呂、トイレ、洗濯場が設けられています。
年間行事
年間行事 | |
4月 | 花見 |
5月 | ゴールデンウィーク外出 児童福祉週間(県知事来園) |
6月 | 磯ノ浦海水浴場清掃活動 フットサル大会(近スポ) |
7月 | 海水浴 夏季キャンプ |
8月 | 海水浴 プール外出 民事ふれあいの日行事 夏季帰省 とらふす祭り |
9月 | 分校運動会 |
11月 | ソフトボール大会 |
12月 | クリスマス点灯式 フットサル大会(近児心) 冬季帰省 |
1月 | 初詣 フットサル大会(和養協) |
2月 | 節分行事 |
3月 | お別れ遠足 春季帰省 |
みらい分校
教育目標
心身の調和を図り、たくましく生きる子
~自ら学ぶ態度を身につけよう~
教育努力点
健康で
生命を尊重し、命の大切さを伝えていく。
子どもとともに学び、遊び、作業する中で児童生徒の現況を知り、一人ひとりの心身の状態を理解していく。
一人ひとりに健康の回復、改善に必要な基本的生活習慣を理解させ、それに必要な諸活動に取り組ませていく。
明るく
児童生徒がのびのびと活動できる環境づくりを進める。
子どもとの心の結びつきを深め、一人ひとりの身体的・精神的な問題を軽減することで情緒の安定をはかっていく。
一人ひとりの身体的・精神的な問題を克服するための生活力の育成に努める。
認めあう
様々な体験活動を取り入れ、一人ひとりの役割を自覚させていく。
ともに生きることの喜びを知らせていく。
相手の立場に立って考え、行動できる児童生徒の育成に努める。
実践目標
1.仲よくしよう。
2.時間を守ろう。
3.ものを大切にしよう。
4.ことばづかいに気をつけよう。
年間行事 | |
4月 | 入学式 始業式 対面式 新任式 写生会 |
5月 | 体力テスト 校外学習 1学期中間テスト(中学部) |
6月 | 修学旅行(中3) |
7月 | 1学期期末テスト(中学部) 終業式 |
8月 | 登校日 始業式(中学部) |
9月 | 始業式(小学部) 避難訓練 |
10月 | 運動会 2学期中間テスト(中学部) |
11月 | 校外学習 修学旅行(小6) |
12月 | 2学期期末テスト(中学部) 校内作品展示会 終業式 |
1月 | 始業式 |
2月 | 持久走大会 |
3月 | 持久走大会学年末テスト(中学部) 卒業式 終業式 |
求人情報